デフォルトモードネットワークという言葉を知っていますか?
いえ、あなたは知っているはずです。
「デフォルトモードネットワークという言葉と意味は知っているが、いまいちピンとこない」
「理屈立てて説明してもらわないと納得できない」
「本当に役に立つものなのかを判断したい」
そんな思いではないでしょうか。
「ひらめきが起こるメカニズムを知りたい」と思っているあなたに向けて今回は下記の内容をお伝えします。
- 【結論】デフォルトモードネットワークから”ひらめき”が生まれる理由
- 活用例【実際にどうひらめきを生むか】
第三者でも納得できる科学的な内容を踏まえてお伝えし、さらにそれを活用するための実用的な情報を伝授します。
それではいこう。
【知ってたら飛ばしてOK】デフォルトモードネットワークとは

本編に入る前に、デフォルトモードネットワークを知らない方向けに『デフォルトモードネットワークとは何か』を説明します。
デフォルトモードネットワークとは、脳が「何もしていない」状態のときに活発になる神経回路のことです。
…という話は忘れましょう。わかりにくいので。
言い換えます。
デフォルトモードネットワークを簡単かつ実用的に言い換えると、
「ぼーっとしているときにひらめきやすい」
という現象のことです。
計算や判断などのタスクを処理する「生産的行動」をしているときにはデフォルトモードネットワークがOFFの状態です。
一方でタスクを処理していないリラックス状態のときにデフォルトモードネットワークがONになります。
ONの状態では「創造性」が高まりアイデアが浮かびやすくなります。
【結論】デフォルトモードネットワークから”ひらめき”が生まれる理由

では本題です。
デフォルトモードネットワークから”ひらめき”が生まれる理由。
結論から行きます。
『ぼーっとしているときに、創造性を司る脳の領域が活発になるから』です。
具体的には、
- 脳の後帯状皮質
- 内側前頭前皮質
- 側頭頭頂接合部
など複数の領域が、連携して活発化します。
これらが機能しているときに創造性や問題解決力が高まることが近年の脳科学研究でわかっています。
ではなぜ人間にこのような機能が備わっているのか。
現在考えられている理由をお伝えします。
なぜデフォルトモードネットワークという機能が備わっているのか

実はデフォルトモードネットワークという機能が備わっている理由は、たくさんの考えがあります。
その中でもヒトという生物として必要だったと言われているのが下記の内容です。
エネルギー効率の最適化

それが、「エネルギー効率の最適化」です。
人間の脳は誕生してから死ぬまで、一瞬たりとも完全な停止、つまりは100%の休息を取ることができません。
なぜならそれを止めてしまったら全ての生命活動を行えなくなるからです。
ではどうするか。簡単です。
『脳のエネルギー配分に強弱をつける』のです。
集中すべき時には十分なエネルギーを使い、そうでないリラックスタイムなどには最低限のエネルギーで脳を動かす。
それにより少しずつ休憩をとりながら活動を続けているのです。
そしてその少しの休憩時間こそがデフォルトモードネットワークです。
- リソースの最適配分:外部刺激がないときに脳を完全に停止させるのではなく、次に備えて内部活動を行うことで効率的なエネルギー使用を実現。
- 低リスク時の情報整理:外敵がいない安全な状態で過去を振り返り、未来に備える活動が可能になります。
なぜ脳の休息状態がひらめきに繋がるのか

勘の言いあなたならこう思われたかもしれません。
「脳が休んでるなら創造性もなくなるんじゃないか」
と。
その疑問も解消します。
実はデフォルトモードネットワークは、人間がイメージする休憩状態とは異なります。
基本的には「過去の記憶整理」です。
過去の記憶から・・・
- 自分を客観的に捉えてみたり
- 未来の出来事をシミュレーションしたり
- その記憶を整理して定着させたり
- 他者視点(相手の心)への理解を深めたり
活用例【実際にどうひらめきを生むか】

では、デフォルトモードネットワークをどのように発生させるか。
基本的な考えは、「「タスクを忘れ、脳を使わない時間を作る」です。
簡単に浮かぶところで言うと、
- 入浴
- 散歩
- 瞑想
- 自然の中で過ごす
など。
そのほか、
- 皿洗い
- 運転
- ジョギング
などのルーティーン化された単純作業などでも構いません。
「タスクを忘れ、脳を使わない時間を作る」ということさえできていれば、ひらめきが非常に生まれやすい状態にあるといえます。
経験上、「入浴」が超有効【体験談】

ここからは体験談です。
あくまで僕の場合なので、参考程度に読んでください。個人差ある場所だと思います。
僕の場合、入浴が超有効です。
ひらめきが欲しい時、別にそれを求めてない時、どちらにしても1回の入浴でひらめきが生まれる確率は非常に高いです。
肌感ですが、80〜90%くらいの確率で何らかのひらめきが沸いています。
(実はこのブログを始めたきっかけも入浴中のひらめきからです)
この時に大事なのが、
- 必ず1人で入ること。
- 浴槽に入り、何もしない状態を作ること。(頭洗ってたりする時は何も浮かびません)
- 近くにメモできる環境を用意しておくこと。
です。
まず1人で、かつ浴槽で何もしていない状態を作ります。
頭を洗っていたり体を洗っていたり、浴槽で携帯を触っていたりするとそっちに気を取られて何も浮かびません。
さらに近くにメモできる環境。これがないとせっかく浮かんだひらめきを忘れてしまうので必須です。
具体的には、手の届かないところに携帯を置いておいたり、踊り場に携帯かメモを置いておいたり。
ひらめきが止まったところで、急いでメモをしています。
例えば、このブログを思いついたときにメモしたプロフィールページの叩き台です。
今現在のプロフィールページもここから書いており、構成もほぼこのままだと思います。

もしあなたが魅力的に感じてくださったのであれば、これもデフォルトモードネットワークの力ということです。
一方で散歩や読書などは行なっておらず、僕のひらめきは100%入浴に頼っています。
デフォルトモードネットワークを最大限活かす方法は?

「デフォルトモードネットワークは何のために使うんですか?」
そう聞かれた時、僕は
「効率化です」
と答えます。
結局のところ、普段の脳の使い方ではひらめきが生まれづらい=効率が悪いからデフォルトモードネットワークを使うんだと。
しかし実はここまで紹介したデフォルトモードネットワークも、効率化という観点から見ればただの1つの要素に過ぎません。
効率化というのは実は2つの視点から考える必要があり、それが
- 時間を生み出す
- その時間を最高効率化する
という点です。
効率化という大きな目標に向かう手段として、デフォルトモードネットワークが存在しているだけです。
そういった効率化の全体像は下記の記事に書いていますので、さらなる効果を生み出したい方はどうぞ。

今回の記事は以上です。




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